放射線技師と薬剤師は年収に違いはある？という疑問にお答えします。

放射線技師と薬剤師の年収はあまり変わりません。

薬剤師の平均年収が約518万、放射線技師が約512万円と、ほぼ同じくらいの年収です。

ただし、薬剤師の場合は勤務地域や職種で年収も大幅に変わってくるので、仕事内容や働く場所によっては平均より高い金額にもなります。

放射線技師と薬剤師に限った話ではありませんが、近年医療関係の年収は下がり気味の傾向にあります。

それは診療報酬が見直され、減額されたことが影響しています。

特に顕著なのが、役職のある薬剤師の報酬と30代以上の給与がカットされたことです。

よって、年齢が上がっても年収が伸びにくく、収入は横ばいになってしまうのが悩みの種です。放射線技師の年収も同じです。

診療報酬引き下げによって年収が下がり、給料はますます横ばいになっています。

薬剤師が医療機関で働く場合、両者の年収は横ばいになってしまうのです。

放射線技師と薬剤師を年収以外の部分で比較してみます。

まずは両者の勤務時間です。放射線技師は8時間。クリニックや個人経営の診療所なら残業も少なめです。

大規模の病院だと、患者数によっては勤務時間が長引く可能性もあります。

薬剤師も基本は8時間勤務ですが、病院勤務の場合は夜勤があります。24時間営業のドラッグストアに勤務している場合も、夜間のシフトが入ることがあります。調剤薬局や企業は、ある程度規則的な勤務となります。

ただ、両者に共通して言えるのは、人材不足のところだと一人あたりの仕事量が増え、長時間勤務になりやすいということです。

また、病院に勤務していると医師や看護師など、ほかの医療職の人との連携がうまくいかず、悩んでしまうこともあるようです。

医療機関は様々な立場の人が働く場所ですから、人間関係に悩んで転職する人が多いのも事実です。

放射線技師と薬剤師を年収だけで比較してはいけません。

あなたが今後どちらの職業を目指すにしても、それぞれの仕事内容や国家試験を受けるまでに必要な教育課程、自分自身の適正など、様々なことを考えてから選んでほしいです。

どちらも簡単になれる職業ではありませんし、資格を取るまでにも長い年月がかかります。

だからこそしっかりと互いの職業を比較して、納得する理由を持って選んでほしいのです。

最終的な年収はどちらの資格を取るかではなく、資格を取った後の働き方で決定されます。

まずは転職支援サイトなどで、どんな求人があるかを調べてみてください。