わかもと製薬の薬剤師の年収はやや低めで、年収アップは難しい？

わかもと製薬の薬剤師の年収はやや低めです。40代の平均年収が約500万円という金額は、名の知れた大手製薬会社の中では決して高くありません。

従業員も403名と、製薬会社の中では少ない方です。ただ、MRなど職種によっては700万円近くまで年収が上がることもあります。

わかもと製薬は年収こそ伸びにくいものの、仕事量は無理なノルマを押し付けられることもなく、負担もそれほど大きくないと感じている薬剤師が多いようです。

わかもと製薬は、落ち着いて仕事をしたいという薬剤師には相性がいい企業のようです。

その一方で、年功序列制度が色濃く残る社風に不満を抱えているという意見も目立ちました。

設立が昭和4年と、製薬会社の中でも歴史のある会社なだけに、他の会社と比べると昔からある制度が残っているのかもしれません。

わかもと製薬は研究開発にも力を入れており、医療用眼科用材やヘルスケア製品、さらには強力わかもとのような独自製品まで幅広く開発を手掛けています。

わかもと製薬の薬剤師の年収は決して高いとは言えませんが、その代り職場環境は好評です。

特に女性の場合、産休や育休が部署に関係なく取れ、復職後も時短勤務制度を利用して仕事を続けることができるなどの支援があるため、継続して働く薬剤師が多いです、ただ、管理職を目指すとなるとまだハードルは高いようです。

もっとも、結婚・出産を経験した女性が管理職になっているケースは社会全体で見ても少ないため、わかもと製薬に限らずあらゆる企業において、女性管理職の増加は鍵となっています。

また、わかもと製薬の特徴として落ちついた社風があります。面接でも圧迫面接のように高圧的な態度をとるのではなく、応募者の話をじっくり聞くスタイルをとっています。

社風としても落ち着いた雰囲気で仕事がしやすい、と感じている薬剤師が多いようです。

もっと落ち着いて仕事がしたい、無理なく働きたい、という薬剤師には、わかもと製薬の社風が合っているかもしれません。

わかもと製薬は薬剤師の年収アップができないの？

と疑問に感じているあなたへお答えします。冒頭で年功序列制度が残っていると述べたとおり、わかもと製薬に転職してもすぐに年収をアップさせることは難しいです。

企業全体としても年収の伸びしろは大きくないため、あなたが思っているほど年収が伸びない、ということもあるかもしれません。

ただ、長く務めれば評価されることは間違いないので、じっくり腰を据えてわかもと製薬で働こうと考えているあなたは求人をしっかり調べて、納得したうえで選んでください。

また、専門家のアドバイスを受けたいというときには、転職支援サイトが役立ちます。