自衛隊の薬剤師は年収が高い！しかも、早い段階で高年収が得られます！

自衛隊の薬剤師の年収は、平均約600万円程度です。国家公務員という立場なので、一般の薬剤師よりも高い金額になります。

自衛隊の薬剤師となるためには、まず自衛隊に入る必要があります。その後は自衛隊の薬剤官を目指して教育をうけます。

薬剤官は幹部なので、幹部候補生として教育を受けるのです。自衛隊の中には幹部候補生を育てる学校があり、候補生はそこに所属して座学や実習などを行います。

実習は自衛隊病院で1年間行われるため、民間の病院に出向くことはありません。

教育が終了した後、薬剤師国家試験に合格すると、晴れて薬剤官として仕事ができるようになります。

なお、自衛隊に入隊するためには、身長や体重・視力・聴力など様々な基準をクリアしなくてはなりません。

たとえば身長は、男子で155ｃｍ以上、女子で150ｃｍ以上といった規定がありますから、あなたの身体能力次第では、薬剤官になれないこともあります。

自衛隊の薬剤師の年収の平均金額は、ほかの職場で働く公務員薬剤師と同じくらいです。

ただし、自衛隊という特殊な場所にいる以上、仕事内容もかなり変わったものです。

薬剤官として働き始めると、陸・海・航空のいずれかの部署に配属されます。

配属先では薬品の管理、自衛隊病院内での薬品調合、隊員の健康管理が業務の中心です。

災害が起きたときは保管隊員とともに現地に派遣され、医療活動をします。

このときは医師や看護師などほかの医療班と連携し、救護活動をします。

ちなみに、自衛隊は全国に転勤があります。あなたが一つの場所で長く働き続けたいと思っているなら、自衛隊は不向きかもしれません。

自衛隊の薬剤師が年収を上げるためには、現在よりも階級を上げることが確実です。

給料は1～8級と別れており、それぞれの級で細かな階級がついています。

この階級をアップさせると、基本給も増えて賞与ももらえるのです。

薬剤官は幹部として仕事をするため、早い段階で高額の年収を得ることも可能です。

ただ、定年が55歳と早いので仕事を辞めた後の生活のことも考えておく必要があります。

自衛隊で薬剤師の仕事をするためには、民間の薬剤師の仕事とは異なる専門知識や経験を必要とします。

単に高い年収がもらえるから。公務員で身分が保証されているから。という理由では務まりません。

あなたが薬剤としてどんな仕事をしたいかをよく考えて、転職支援サイトなどを使いながら、民間・公務員を問わず様々な求人を比較してみましょう。