MRの薬剤師は年収が高いですが、それは何故だかあなたには分かりますか？

MR 薬剤師の年収は、ほかの薬剤師と比べると圧倒的に高いです。

大手企業のMRはおおむね700万円を超え、1000万円を超える年収を手にしているMRも少なくありません。

一般の薬剤師が500万円、公務員薬剤師でも年収は600万円が平均ですから、どれだけ高い年収を手にしているかが見て取れます。

そもそもMRって何？とあなたは思っているかもしれませんね。MRとは、医学情報担当者という意味です。

自社で開発した新薬の情報を、医療機関や開業医に伝えることがMRの役目。いわば薬のアドバイザーです。

ちなみに、新薬の営業を担当するのはMSの仕事です。

MRの給料は歩合制が導入されていることも多く、年収を増やす要因になっています。もしMRへの転職を考えているなら、給料体系がどうなっているかよく確認してください。

MR 薬剤師の年収が高いことは、すでにお分かりいただけたでしょう。

この記事を見て「私もMRを目指そう！」と、あなたは思ったかもしれません。しかし、MRになるまでの道のりは厳しく、簡単になれる職業ではないのです。

MRになるためには、製薬会社に就職・転職しなくてはなりません。そのあとはMRの導入教育を受けます。

MRにとって必要な知識を学び、のちに行われるMR認定試験を受け、合格した者だけがMRとして働けるのです。

また、一度資格をとっても5年ごとに更新を行わなくてはなりません。

これを忘れると、更新が完了するまでMRとして働けなくなります。MR認定試験は1997年から導入されており、毎年12月に行われています。

医薬品情報・疾病と治療・医薬概論の3分野から試験が行われますが、薬剤師資格があると一部を免除できます。とはいっても、簡単に合格はできません。MRとは、それほど専門性の高い職業なんです。

MR 薬剤師は年収アップが確実にできる職業です。あなたが転職の目的に年収アップを考えているなら、MRを目指してもよいでしょう。

ただし、簡単になれる職業ではありませんから、目指すならしっかりと準備を整えましょう。

MRの仕事は、細かなスケジュール管理で成り立っています。1日に訪問する医療機関の数・担当者の名前を把握し、利益を出さなくてはなりません。

ノルマを設定している製薬会社もあるでしょう。言われたことをただやるのではなく、どうすれば利益を出せるか考える力が求められます。

また、MRとなってからほかの職業を目指そうとすると、転職が難しくなる傾向があります。

MRを目指すなら、その職業を続けていく覚悟を持ちましょう。年収が高いというメリットだけにとらわれず、デメリットも含めて、MRへの転職を考えてください。

そして、MRへの転職を決めたなら、転職支援サイトを使って求人を探してみましょう。